BricsCAD 3D 直方体の上の面に円を作図(UCS移動)

立方体の上の面に円を作図する場合、UCSを立方体の面の上に移動する必要があります。
何もしない状態で、作図した場合、底面に円が作図されてしまいます。
この場合、一旦、ucs座標を上の面に設定し、作図する必要があります。
3D作図する場合、いろいろな場面で必要となりますので、覚えておいてください。

デフォルト設定では、[UCS検出]で「□ダイナミック UCS機能をオン」にチェックが入っている場合、
カーソルを3Dソリッド面に近づけると自動的にその面にUCSをセットしてしまうので、面に近づくたびに
UCS座標が移動するので、わづらわしい場合があります。その場合はUCS検出のチェックを外してください。
[設定]ダイアログで、「ucs」で検索すると、下矢印で11回目くらいで表示されます。

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【操作方法】

1.UCS座標を立方体の上の面に設定する
コマンドラインに「ucs」と入力し、「Enter」をクリック。
「ucs原点を指示、または[面(F)/名・・・・/移動(M)/・・・]<ワールド座標>」と、表示されるので、
「M」を入力し、「Enter」。

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2.「基点<0,0,0>:」と、表示されるので、立方体の上の面の基点0,0,0にしたい場所を選択します。
ここでは、左下の角を基点に設定します。

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3.これで、X,Y,Z座標を立方体の上の面に設定できたので、円コマンドで円を作図します。

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4.これで、作図した円を利用して、立方体に穴をあけます。
クワッドメニューをオンにして、カーソルを円の中に移動し、押出しコマンドで、カーソルを動かし
穴が開いたところで、決定して完成です。カソールが移動する方向に面を押し出すことができます。

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5.UCS座標をもとに戻す場合は、再度、コマンドラインに「ucs」と入力し、今度は「w」を入力し、「Enter」です。
ワールド座標のデフォルト原点にUCSが戻ります。

以上

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