BricsCAD V18 配列複写

図形を複写する方法はいくつかありますが、ここでは、配列複写の操作方法を説明します。

画像の説明

●図形を回転複写する

ボルトを回転していくつか複写したい場合に便利なコマンドです。
配列複写コマンドは、V15まで表示されていたダイアログが、V16、V17で隠しコマンドとなっていた。V18で再度、表示もできるメニューが追加されましたので、そのメニューで説明します。

画像の説明1.メニューの「修正」-「配列」-「配列ダイアログボックス」を選択します。
「配列ダイアログボックス」より下のメニューはダイアログ無しで操作するコマンドです。
右側にあるアイコンも同じです。
ダイアログを表示させたい場合は、メニューから起動してください。
画像の説明2.配列ダイアログが表示されるので、「●円形」を選択し、「図形を選択」アイコンをクリックして複写したい図形を選択します。(※画像はボルトを選択した状態です。)「ENTER」キーをクリックして決定します。
画像の説明3.中心指示アイコンをクリックして、回転複写する為の中心を指示します。
画像の説明4.自動で計算させたい項目の後ろの計算項目にチェックを入れると、その項目はグレーアウトとなり、
それ以外の項目が入力できるようになります。

今回は、要素間角度の計算にチェックを入れ、複写させたい全体角度を「360」と入力、複写させたい個数(要素数)を「8」と入力。(複写元の図形を1回目として数えます)

「■複写回転する要素」にチェックをいれておきます。
チェックを外すと、複写する図形が回転せず、全て同じ角度で複写されます。
最後に項目の「図形の基点」は複写する図形の基点を変えることができます。
通常はデフォルトを使用でokです。

※ダイアログの数値を変えると、ダイアログ内の画像も変わりますので、試してください。
画像の説明5.「OK」ボタンをクリックして複写が実行されます。



●図形を配列複写する

四角の図形を行と列を指定して複写するコマンドです。
行と列、オフセット間隔、傾斜角度により複写方向を指定します。

画像の説明

画像の説明1.メニューの「修正」-「配列」-「配列ダイアログボックス」を選択します。
「配列ダイアログボックス」より下のメニューはダイアログ無しで操作するコマンドです。
右側にあるツールバーアイコンも同じです。
ダイアログを表示させたい場合は、メニューから起動してください。
画像の説明2.設定関連はこのようになっています。それぞれの項目の説明を順に行います。
画像の説明3.配列ダイアログが表示されるので、「●矩形」を選択し、「図形を選択」アイコンをクリックして複写したい図形を選択します。(※画像はボルトを選択した状態です。)「ENTER」キーをクリックして決定します。
画像の説明4.配列複写したい、行と列の個数を入力します。個数を入力する場合、複写元の図形も含めて入力します。列は横に複写する数を、行は列の個数を元に縦に複写する数を入力します。
画像の説明5.オフセット値を入力します。オフセット値は複写したい図形の長さと隙間を一緒にした距離となります。
列を右方向に複写したい場合は、+の距離の値を入力します。
反対に、左に複写したい場合は、マイナスの値とします。
また、行を上方向に複写したい場合は、+の値を、
下方向に複写したい場合は、マイナスの値を入力します。
画像の説明6.最後の傾斜角度によって、また、複写する位置が変わってきます。図は、列がプラスの値で、行がマイナスの値の場合の、入力する角度による複写位置です。
今回は、傾斜角度を0°として複写します。
画像の説明5.「OK」ボタンをクリックして複写が実行されます。

コメント


認証コード8094

コメントは管理者の承認後に表示されます。