電気CAD「ACAD-DENKI」部品表の作成方法

図面から部品情報を抽出し、抽出したデータから部品表を作成する方法を説明します。
ACAD-DENKIにて部品表を作成する場合、ACAD-DENKIのオプションソフトである「ACAD-Parts」が必要となります。
また、部品表を作成するにあたり、部品の情報を「部品マスタ」に登録しておく必要があります。

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また、回路図で作成するシンボルには、部品コードも必要です。
部品マスタ情報から部品コードを検索し、項目を抽出します。

●回路図の作成

回路図を作成するにあたり、部品となるシンボルは、ACAD-DENKIの仕様に合わせて作成された電気シンボルを使用してください。
図形と文字情報では、部品情報を抽出することはできません。
また、必ず、電気図枠を使用して作図してください。

1.電キャビを使用する場合は、電キャビにてプロジェクトフォルダを作成し、その中に図面を作図します。
 作図パックの場合は、エクスプローラにてフォルダを作成し、その中にまとめて図面を作成してください。
図面新規作成にて、「電気図枠」を使用して作図します。

2.配線コマンドにて配線を作図、電気シンボルを配置します。
シンボルの入力方法にはいくつかの方法があります。


 Α シンボルパレットからの入力

 (1). メニューの[シンボル]-[シンボル入力(パレット)]
  シンボルパレット上から入力したいシンボルを選択して、配置する。

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 (2). 器具番号、型式、定格等を入力し、[部品マスタ検索]ボタンをクリックして部品情報を入力する。

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 (3). 部品検索ダイアログが開くので、検索項目を入力し、部品マスタより部品情報を抽出して選択します。(必要な部品情報は部品マスタに登録しておく必要があります。)

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 (4).部品情報を選択することにより、属性編集ダイアログに、定格補助や部品コード、部品名が入力でき、図面に反映できます。

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 B 部品マスタ情報からの入力

 (1). メニューの[シンボル]-[シンボル入力(部品マスタ)]を選択します。
   部品マスタ検索ダイアログが表示されます。

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 (2). 複数の対象部品情報が抽出されるので、その中で使用する部品情報を選択します。
   この時、赤枠の中の「対応電気シンボル」の項目にシンボル情報が入力されていないと、電気シンボルが配置できません。部品マスタ登録時に入力しておいてください。

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 (3). 「選択」ボタンをクリックすると、ダイアログが消え、シンボルが表示されます。
   入力したい場所に、シンボルを配置します。

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 (4). 配置すると属性編集ダイアログが表示されます。型式、定格、部品コードなどはすでに入力されているので、後は器具番号を入力して完了です。

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 C シンボル入力(キー)

 (1). メニューの[シンボル]-[シンボル入力(キー)]を選択します。
   シンボル入力(キー)ダイアログが表示されますので、直接シンボル名を入力するか、赤枠のアイコンをクリックして、入力したい同じシンボルを図面上で選択し、シンボル名を取得してシンボルを入力する方法もあります。

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 (2). 器具番号と型式、定格など入力し、部品コードは部品情報の抽出時に入れることもできます。

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● 部品情報の抽出

1.回路が作図できた段階で、[ACAD-Parts]-[部品情報処理]を選択します。

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2.プロジェクトが開いていない場合、プロジェクトを開くことを要求されますので、「OK」をクリックします。
「プロジェクトからファイルを選択」ダイアログが開くので、部品情報を抽出するファイルを選択し、「OK」ボタンをクリックします。
この時、下のチェックボックスで図面の表示される種類を選択することができます。

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3.「部品リスト・部品表作成」ダイアログが表示されます。
ここで、盤No、器具番号、部品コード、型式、定格等が表示されます。ここで、部品コードが抽出されていない部品がある場合、その項目から部品情報を検索して、部品コードを割り付けることもできます。

 ・部品コードの検索
   部品コードを検索したい部品情報の項目を選択し、「部品マスタ(参照)」ボタンを選択します。

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   「検索条件」ダイアログが表示されるので、部品マスタ情報から検索したい項目を追加して、条件を入力し、部品マスタから抽出し「選択」ボタンで情報を抽出します。

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 ・部品コードの更新
   部品コードが全て割付られた場合は、部品情報を更新します。
  図面からの情報では不足な情報、「部品名」、「メーカー名」など部品マスタに入力されている情報を「部品コード」をキーにして抽出することができます。
赤丸部分をクリックすると、全ての項目が選択できます。「部品マスタ(更新)」ボタンをクリックして情報を更新します。

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   部品情報が抽出されます。

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この段階で、部品マスタを検索し部品情報を入力または、変更することもできます。
そして、変更内容を図面に反映することができます。

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※内容はこれから追加していきます。

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