電気CAD「BJ-E」配線の作図方法

BJ-Electricalでは、回路図を作図する場合、配線コマンドを用意しています。
配線コマンドは、通常の線分コマンドと違い、配線の繋がる場所には、接続点が付き、
シンボル間は配線が切れて作図できます。
また、線番コマンドも配線にのみ線番を置くことができます。
回路図を作図する場合、便利な機能となりますので、

通常の配線作図の為に以下のコマンドが用意されています。
サンプルで用意された図枠を使用すると、線の色と種類が変更されます。

画像の説明

[配線]
・標準・・・WIRE画層に作図される通常の配線(緑)
・太線・・・WIREL画層に作図される太い線用の配線(赤)
・母線・・・WIREP画層に作図される母線用の配線(マジェンタ)
・外部線・・・WIREO画層に作図される外部線用の配線(白の破線)
・ユーザ定義配線・・・ユーザー側で自由に画層を変更できます。
・ラング配線・・・配線及びシンボル間に自動で配線します。

画像の説明

[複線配線]
・3相複線・・・WIREL画層に3本の配線を作図します(赤)
・単相複線・・・RS、ST間に斜めに始まり2本線をWIREL画層に作図します(赤)
・単相RT複線・・・RT間に斜めに始まり本線をWIREL画層に作図します(赤)
・n本配線・・・指定したn本の配線をWIRE画層に作図します(緑)

・配線の種類が複数ある理由
 BJ-Eでは、配線画層毎に配置された線番に配線の種類の情報を転記することができます。

 例えば、
 標準線のWIRE画層に配置された線番101に下記情報を転記

  ●IV 1.25 黄色

 太線のWIREL画層に配置された線番R1に下記情報を転記

  ●IV 3.5 黒色

 これは、別コマンドで用意されている電線情報の編集コマンドで転記する
 テンプレートを下記の様に用意し

 WIREであれば、IV 1.25 黄色
 WIRELであれば、IV 3.5 黒色

 指定された画層上の配線に配置されている線番に情報を転記することができます。

画像の説明

画像の説明
 
●標準線の作図
※回路図を作図する場合は、グリッドとスナップを使用して作図すると便利です。

1.メニューの[配線]-[標準]を選択、グリッドとスナップはONにしておきます。

2.コマンドラインに「標準配線どこから[角度指定(A)]:」と表示されるので、開始点を指定。

3.今度は、コマンドラインに「標準配線どこまで[角度指定(A)]:」と表示されるので、2点目を指定。

4.3の繰り返しとなるので、終了する場所でマウスの右ボタン、もしくは、[ENTER]をクリック。終了します。

5.後は、2と3の操作の繰り返しとなります。

以上

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