BricsCAD V18 直線の作図(極座標入力・極トラック)

もう一つの作図方法として、長さと角度を入力し作図する「極座標入力」の方法を説明します。
この方法はダイナミック入力と同じ作図方法ですが、コマンドラインに数値を入力することにより作図します。

画像の説明

●極座標入力作図

LINEコマンドを実行し、コマンドラインに長さと角度を数値入力し作図します。
@長さ < 角度 

30°の角度の200の長さの線を作図してみます。

画像の説明1.コマンド選択「線分」ボタンを選択します。
画像の説明2.直線を引くための始点を指示します。
画像の説明3.コマンドプロンプトに「@ 200 < 30」と入力します。
画像の説明4.問題なければ「ENTER」で決定します。
画像の説明5.間違って決定してしまった場合は、キーボードから「U」を入力することにより1つ前の状態に戻ります。(入力は半角文字です)
画像の説明6.終了するには、再度「ENTER」キーをクリックしコマンドを終了します。

角度の入力に関しては次のようになります。

画像の説明





●極トラックに関して

極座標入力を簡単の補助する設定です。「極トラック」設定をONにしておくと、設定した角度で補助線が表示され、
スナップして作図することができます。
デフォルト値は90°で補助線が表示されます。
まず、画面右下あたりのステータスバーにある「極トラック」アイコンをONにしておきます。

画像の説明

画像の説明1.コマンド選択「線分」ボタンを選択します。
画像の説明2.直線を引くための始点を指示します。
画像の説明3.カーソルを90°単位で動かすと補助線が表示され、カーソルの位置に現在の長さと角度が表示されます。
画像の説明4.引きたい長さの位置でマウスをクリックします。
画像の説明5.間違って決定してしまった場合は、キーボードから「U」を入力することにより1つ前の状態に戻ります。(入力は半角文字です)
画像の説明6.終了するには、再度「ENTER」キーをクリックしコマンドを終了します。
画像の説明7.極トラックの角度を追加したい場合。再度ステータスバーにある「極トラック」アイコンの上でマウス右ボタンをクリックします。
画像の説明8.「設定」ウィンドウが表示されるので、ここで、指定角度を設定できます。
「極角度」に補助線を表示させたい角度を入力します。ここは、角度の乗数で表示されます。(15,30,45・・・)
「極追加角度」に設定した場合、設定した角度のみ補助線が表示されます。10個のみ登録できます。; 区切りで入力します。
この時、「極モード」の設定で■極トラッキンング追加角度使用 のチェックを入れる必要があります。

以上

コメント


認証コード2377

コメントは管理者の承認後に表示されます。