盤配線支援システム(WiringPLAN)の特徴

 盤配線支援システムは、ACAD-DENKIで作図された回路図、盤実装図、部品データをもとに、2次元ベースで必要な電線の長さを測長するシステムです。

 その際、部品との接続に必要な圧着端子のサイズや接続部品の情報をマークチューブに印字し、作業者はそれを見て配線作業ができます。

配線工数を大幅に削減することが可能です。

国内で一番多く使用されているシステムです。

WiringPLAN 3D がリリース

画像の説明

 「3D盤図」で作成した3D器具配置モデル上で、ダクトを経路とした自動配線・測長を行い、製造用の電線情報等を出力するシステムです。処理の流れは、これまでの2D版のWiring PLAN と同様です。
※ BricsCAD V14 Platinum が必要となります。AutoCADでは動作しません。


 1.製造時間を短縮できます。

  • 製造する人は、電線を加工したり、接続する順番を考える必要がありません。
    ただ、ドライバーで加工された電線を接続するだけです。

 2.製造コストが下がります。

  • パート社員を使うことにより、時間単価のコストを削減できます。

 3.パート社員も2週間くらいで即戦力となります。

  • 接続するにあたり、電気の図面を読む必要はありません。部品の場所、接続する端子番号は全て、電線に表示されています。ですから、今までの様に、社員に教育する手間が省けます。

 4.月に製造出来る盤の数が増やせます。

  • シーケンス図面を見ての製造の場合、どうしても、熟練の人の頭数でしか、盤の製造ができませんが、配線支援システムを使うことにより、パート社員も即戦力となり、製造出来る盤の数を増やすことができます。

 5.製造品質が上がります。

  • 電線の加工は、ほとんど、機械で出来ます。電線カット、両端の被覆剥き、端子の圧着、等。安定した加工が実現できます。

 6.製造工程の把握が容易になります。

  • 盤製造に必要な電線本数が把握できるので、製造にどれくらの時間がかかり、後どれくらいで製造できるか把握しやすくなります。

 7.原価計算が細かく正確に出来ます。

  • 電線の本数、長さ、圧着端子の長さを情報として出力できます。
    それにより、部材の価格を把握することができます。




所在地会社名
京都府日工電子工業 株式会社

アスファルトプラント・バッチャープラントの設計・製造。
株式会社日工の子会社。
URL:http://www.nikkodenshi.co.jp/

他 数十社

1.電線情報リスト

電線情報リスト

  電線や圧着端子の準備、材料費の計算に使用できます。

 ※標準はテキストファイルで出力されます。サンプルはExcelに貼付け、わかりやすい様に加工してあります。

2.FromToリスト

電線情報リスト

  接続先のリストが出せます。

3.捨てマーク付マークチューブデータ

  電線の両端のマークチューブに接続先の情報が付きます。接続できたら、切捨てます。回路図面を見ることなく、パート社員でも簡単に接続できます。
接続先の情報(器具番号or配置アドレス、端子番号、圧着端子サイズ、等)

  画像の説明

4.電線加工データ

   小寺電子製作所の電線加工機
   「C-350」「C-351」「C-371」 (通信ボード必要)
   に出力し、電線をカットできます。
   パソコンを加工機に接続し、データを簡単に転送します。

   画像の説明

5.端子記銘板データ
   
   画像の説明
   サンプルは、CTKのホットマーカーで出力されたものです。

6.機器ラベルデータ

   画像の説明
   サンプルは、CTKのホットマーカーで出力されたものです。

7.バック図情報

   機器を中心とした、接続情報です。
配線支援の標準の場合、情報のみテキストで出力されますが、
弊社のツールにて、見やすく加工できます。
「バック図作成ツール」
バック図

部品の端子間の接続を見ることができます。
また、接続のチェックが容易にできます。
空いている端子、接続されている端子の確認が簡単にできます。



盤配線支援「測長モジュール」

  • 盤配線支援システム WP3D

盤配線支援システム「WiringPLAN 3D」一連の流れのご紹介です。(音楽有)。


  • 配線ルート描画

盤配線支援システム「WiringPLAN」測長モジュールにて、配線ルートの確認画面です。測長した結果を画面で確認できます。(音楽無)。


お客様へのご提案

マークチューブを連続で印字し、マークチューブの挿入、圧着端子の加工をします。
マークチューブの挿入方向、圧着端子の種類は捨てマーク部分に印字することができます。


  • 電線の配線作業

捨てマークを見ることにより、図面を見なくても配線作業を行うことができます。また、電線は既に両端が圧着加工してありますので、女性でも比較的簡単に作業することができます。


ユーザ様毎のご提案

ACAD-DENKIユーザ様

ACAD-DENKIで作成した回路図・盤図をもとに測長できます。
ただし、シンボル、電線、線番、電線情報、部品コード・他が必要です。盤図も全てシンボルで入力していただきます。

その他のCADユーザ様

回路図は手入力、盤図はDXF等での出力から測長処理ができます。
回路図は、必要な箇所のみ、器具番号、端子番号、部品コード、電線情報を手で入力し、盤図は、必要な器具の上からACAD-DENKIのシンボルを配置していただきます。

CADをお持ちでない盤製造業様

紙図面より回路図を手入力、盤図のみ作成することにより、測長することができます。
回路図は、必要な箇所のみ、器具番号、端子番号、部品コード、電線情報を手入力していただき、盤図は、ACAD-DENKIでシンボルを配置し、作図していただきます。




各作業の流れ

1.ACAD-DENKIをお持ちの企業様

 ・回路図面作成(ACAD-DENKI)    
  盤図面(実装図)作成(ACAD-DENKI)
    ↓
 ・盤配線支援システム
  布線処理
  測長処理
    ↓
 ・マークチューブ作成
  電線加工
  電線作成
  配線作業    

2.他社CADをお持ちの企業様

 ・回路図面作成(CADシステム) 盤図面(実装図)作成(CADシステム)
    ↓(配線リスト)           ↓(DWG・DXF出力) 
  CSVデータ変換    ←     盤図シンボル配置(ACAD-DENKI)
    ↓
 ・盤配線支援システム
  布線処理
  測長処理
    ↓
 ・マークチューブ作成
  電線加工
  電線作成
  配線作業    

3.図面を書かない盤製造の企業様

 ・紙図          
    ↓                
  CSVデータ入力変換  ←   盤図シンボル配置(ACAD-DENKI)
    ↓
 ・盤配線支援システム
  布線処理
  測長処理
    ↓
 ・マークチューブ作成
  電線加工
  電線作成
  配線作業    

電線の長さを測長することにより、電線を機械で加工することができます。
FromToを出すことにより、パート社員も簡単な教育で、熟練者と同じ様に作業することができます。

 特長

  • 特長 1 列盤にも対応しています。
  • 特長 2 必要な端子台を自動発生させることができます。
  • 特長 3 回路図を手入力しても処理できます。


 ※ 詳細は資料請求でご依頼ください。
問合せ・資料請求・体験版はここをクリック


電線加工処理モジュール(KODERA)のご紹介

 今まで、電線測長モジュールのオプションソフトだった製品が、個別販売商品となりました。

もちろん、盤配線支援システムのキャスティングデータを取込み加工することができます。

モデル化された製品の電線長を登録しておくことにより、いつでも呼び出し、電線を加工することができます。

 小寺電子製作所の電線加工機(C371A)とパソコンをUSB-232C変換ケーブルで接続し、データを送ることにより、電線加工処理が行えます。

KODERA電線加工処理モジュール2

電線は、線種、線サイズ毎に分けてデータ管理ができます。

KODERA電線加工処理モジュール

電線を1本1本加工することができます。

 今までは、手入力していたものが、パソコンキーを押すだけで、電線加工が可能です。
画像の説明

※電線加工機に通信ボードが内蔵されている必要があります。
 USBシリアル変換ケーブル・RS-232Cリバースケーブル(9pinメスとメス)が必要です。
 



部品結線図作成ツールのご紹介

 布線処理、測長処理の工程9.布線リスト作成コマンドで出力できるバック図情報
テキストファイルで、盤毎に出力されますが、エクセルファイルに加工して出力できるツールを作成しました。

現在の処理内容
 ・盤毎にシートを分け、罫線で囲み、色を付けます。

・記載情報

バック図詳細

部品単位に枠で囲っています。
左上に自己の[面名称]と[配置アドレス]が出ています。そして[機器番号]です。
4行目から左端が[端子番号]となります。端子番号の右側がその端子に入る[線番]です。
端子に配線される配線情報は、それぞれ、2本分までの情報が入ります。[機器番号]、[行先]、[電線サイズ]、[電線色]、[特殊事項]がそれぞれ2項目用意されています。

 線番の記載の無い端子の行は、接続されている配線が無いということです。

部品 結線図

標準では、テキストベースで出力されます。
テキストベースでは扱いにくい為、うまく活用されている会社様はおられませんでした。
しかし、部品単位の接続図が出力できると大変便利です。

・測長後の配線作業後の配線チェックにお使いいただけます。
 部品の端子に配線が「ある」、「ない」がわかるので、接続間違いも簡単にチェックできます。

・部品の導通チェックに。どこの端子とどこの端子が接続されているのか、簡単にわかります。

※動作環境 Excel2003以上が必要です。
 レイアウトのご要望にも可能な限り、お答えいたします。

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